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 2012年3月7日(水)、1年2か月ぶりに伊勢神宮外宮(げくう)内宮(ないくう)に続き、倭姫宮(やまとひめのみや)に参拝しました。
写真は倭姫宮で撮ったものです。
 20年に1度の式年遷宮が来年に迫っていることもあって、内宮の参拝者の多さは言うまでもなく、
外宮においても例年にくらべ参拝者が多く見受けられるとともに、遷宮資料館の完成を来月に控え
活気づいている様子がうかがえました。
 倭姫宮は、皇大神宮(内宮)を五十鈴川の川上に創建された倭姫命(やまとひめのみこと)(第11代垂仁(すいにん)天皇皇女)を
お祭りする皇大神宮の別宮で、神宮の宮社にはめずらしく大正12年創立の由緒の新しいお宮です。
伊勢神宮において年間を通して行われる数多くの祭事や、神官の人数などを定めたのも倭姫命で
あり、それらが厳粛に丁重に、現在に至るまで継続されていることには驚くほかありません。
 お伊勢さん(倭姫宮を含めて)にお参りするたびに思うことですが、人智のはるか及ばない世界が
目に見える形で現れ実践されていることに認識を深めた今回の参拝でした。

(参考)
以下、「お伊勢まいり」(伊勢神宮崇敬会発行)より抜粋。
 伊勢の神宮は、親しんで「お伊勢さま」「大神宮さま」「伊勢神宮」などとよばれているが、正しくは
ただ「神宮」というのが正式の称号である。
 神宮とは、伊勢の宇治の五十鈴(いすず)川上にご鎮座の皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)と、伊勢の山田が原にご鎮座
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮)との二宮を中心としており、この両大神宮を正宮(しょうぐう)または本宮(ほんぐう)というが、この
二所の正宮には、十四の別宮(べつぐう)、一〇九社を数える摂社(せっしゃ)末社(まっしゃ)所管社(しょかんしゃ)が所属している。これらの
宮社すべてをふくめて神宮というのである。