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 2010年5月16日(日)、北畠神社へ参拝しました。
 北畠神社は、伊勢国司であった北畠顕能卿を主神とし、南朝の元勲で父の北畠親房卿、陸奥守鎮守府
将軍で兄の北畠顕家卿を配祀する神社です。建武中興十五社の一社でもあります。なお、境内には多芸
神社、留魂神社の2つの末社のほか、武家書院庭園として名高い北畠氏館跡庭園があります。
 北畠氏は村上源氏の系統で、代々公卿となって天皇の側近に在ったようですが、後醍醐天皇の吉野朝廷
の危急存亡に臨んで、南朝側の中心勢力となって尽力されました。顕能卿は東奔西走する父に代わって、
伊勢国を鎮護する重責を担われ、やがて、多気(多芸)の地に霧山城を築き、ここに拠られました。
(参考文書:南朝関係十五神社巡拝案内記)