平成23年7月16日(土)午後6時半から8時45分まで、津市美杉町上多気(たげ)の旧三木屋跡地および
周辺において、伊勢本街道「あんどん点灯式」が開催され、地区内外から約450人の来場がありにぎわい
ました。
このお祭りは、参宮夢おこしの会(松阪市)から寄贈されたあんどん52基をきっかけに、何か地域の活性
化につながる催しはできないものかと、上多気区主催、参宮夢おこしの会共催で、今年はじめて開催され
ました。
上多気は、江戸時代にお伊勢参りでにぎわった伊勢本街道の多気宿があったところで、このたびのお祭
では「灯りをともそう多気宿に」の横断幕を掲げ、灯りの広場、集いの広場、食の広場の3つのゾーンを設
けて、多気宿を懐かしむとともに、お年寄りの方々にも元気で暮らしてもらうことなども目的に、趣向を凝ら
した催しものが繰り広げられました。
開会挨拶(辻村実行委員長、夢おこしの会・安井氏ほか)につづいて、口伝により一人の老女が記憶して
いた「多気村の唄」の独唱、大正琴グループの演奏、地区最高齢老女(100歳)と最年少男子児童による
52基の「あんどん点灯式」、和太鼓演奏、ふるさと演芸まつりDVD上映、街道沿いの52戸の家へのあんどん
引渡し式、美杉手筒会による手筒花火が披露され、最後は全員によるふるさと合唱で盛会のうちに終了し、
訪れた人たちは暑い夏のひとときを楽しんでいた様子でした。
(写真は津市多気出張所提供)